短期戦略における最大の決断は、どのレベルで収益を確定するかである。
1ポイント( たぶん10,000円)の収益に歓喜し、そのポジションを仕切る。ただ、もし仕切らずにもう数時間そのポジションを抱えていたら、まだ3ポイント稼ぐことができたのにというようなことがある。逆に、せっかくの収益を吹き飛ばしてしまうこともある。
大事なことは、株価の動きに合わせて仕切り注文のレベルを調整することで収益を確保し、さらに収益を拡大させていくことである。
少なくとも3/4ポイント( たぶん7,500円 )の含み益が発生しているなら、決してそれを吹き飛ばし含み損に変えてしまうことがないようにすること。
覚えておかなければならないのは、短期戦略は1/8ポイント( たぶん1,250円 )のゲームなのであり、含み益は守らなければならないのである。
含み益を生かすのは、トレーディングで最も難しいことの1つである。
時として、ポジションを一晩持ち越すことで、収益向上の可能性を格段に高めることができる。それは····、
「 強気に引けたときにだけポジションを翌日まで抱えることだ。」
このルールを適用するだけでも、収益率は向上する。私の経験では、強気に引けたとき標準以上の確率でこの勢いは翌朝も継続する。もちろん、100%という訳ではないが有効な手法である。
( 参考チャート )
終値が2280で強気で引け、翌日寄り付きが3370とギャップを開ける。
あくまでも参考です。。。
ルールに従い、厳格にそれを実行し、集中力を失わなければトレーディングをさらに有効なものにしてくれるだろう。
損切りや仕切り注文を動かしたために、それに引っ掛かり、その後株価が爆進を開始することもあるが、仕方のないことです。それもゲームの一部と考え、叫んだ後、冷静になって次の行動に移ること。
( 個人的意見 )
かなりストイックな考え方だと思う。。。
理解するというより、体に覚え込ませる感じだと思った。
「 ヒットエンドラン株式売買法」
からの抜粋になります。